2033/03/03

島根県見守る保育研究会

島根県見守る保育研究会とは、島根県内の保育園が集まって見守る保育を学び、深めていく会です。2010年10月にスタートしました。

○研究会の活動 ⇒ 語ろう会 主任の会 調理の会 園長会 研修会
○活動予定 ⇒ 2015年
○活動の様子 ⇒ 語ろう会 主任の会 調理の会 園長会 研修会
会員園
○事務局はあさり保育園です。

2015/06/04

参考資料(平成27年6月7日研修用)


研修会のアンケートを用意しました。ぜひご協力ください。
アンケートはコチラから→アンケートサイトへ


「見守る保育10ヶ条」(GTプラン)

目的

環境を通して子どもの発達を保障する。(子ども自ら発達しようとする力を引き出し、可能な最大限度まで発達させることを意図した環境を用意すること。)

方法

1.子どもが自発的、意欲的に関われるような環境の構成と、そこにおける子どもの主体的な活動を大切にすること。【生活と遊び・ゾーン】

2.子ども一人一人の発達について理解し、一人一人の特性に応じ、発達の課題に配慮して保育すること。【一斉保育から選択制保育】

3.子どもは、多様な大人、子ども同士の体験から、社会を学んでいくこと。【シティズンシップ】

4.保育者は、子どもが自発的、主体的、多様な人との関係の中で活動するために、いつでも駆け込める愛着(見守る)という存在でいること。

5.子ども同士の中で刺激しあうということから、様々な年齢とのかかわりを保障すること。(見て、真似して、関わって、教わって、教えて、一緒にやって)【異年齢保育】

6.子どもは、職員のチームによって、多様な社会とのかかわりを学習すること。【チーム保育】

7.子どもを、男女、しょうがい、年齢による刷り込みを持たないこと。【インクルージョン保育】

8.子どもが自立をしていくこと、自己の意思を表明しようとすることを保育者は妨げてはならない。【やってあげる保育から見守る保育へ】

9.保育者は、子どもに奉仕をしたり、世話をする人ではなく、一人の人格を持った人として子どもと共に生活すること。【保育者の人権】

10.乳幼児基本法に則った保育を展開しなければならない。



「乳幼児教育法10カ条」

1.すべての国民は、生まれながらにして教育される権利がある。

2.乳幼児に対する教育は、子どもの最善の利益が最も大切にされることが優先課題である。

3.すべての乳幼児は、その発達において、今を大切にされ、自分らしく生きる権利がある。

4.乳幼児は、人格、才能並びに精神的及び身体的な能力をその可能な最大限度まで発達が保障される権利がある。

5.乳幼児期は、生涯にわたっての教育の基礎を培う最も大切な時期であり、決して学校教育の準備期としての教育であってはならない。ただし、人生の出発点をより強固にするために、その後の初等教育との接続を大切にする必要がある。

6.乳幼児期は、人として生きていくための意欲、探求心、社会の一員である意識、コミュニケーション能力、身体的機能の調和的発達、自律と自立などを身につけていくことが課題である。

7.乳幼児期における教育は、環境を通して行うことを基本とし、教育のために乳幼児にとってのよい環境を用意しなければならない。

8.乳幼児は、自分に影響する事項について自由に自己の意思を表明することができ、自分に関係する事項については、その策定において参画することができる。

9.すべての乳幼児においての尊厳を大切にされ、自立を妨げることを排除する。

10.ここでいう乳幼児とは、生まれてからおおむね8歳までと定義する。



「子どもの権利条約」も読んでみてください。
子どもの権利条約 日本ユニセフ協会抄訳







あさり保育園とさくら保育園では「見守る保育10ヶ条」がどう保育の場に生かされているかを保護者に伝えるため、ポスターを作成しました。今回は園外で1日を過ごす活動を取り上げたものです。このデータはアルバムで全て公開していますので、興味のある方はご覧ください。
※合い言葉「mimamoru10」を入力してください。

例えば5条は…



8条は…



・アルバムのタイトル:見守る保育10ヶ条ポスター(あさり・さくら)
・アルバムのURL:http://30d.jp/asakuraphoto/4
・合い言葉:mimamoru10
・アルバムの公開終了日:2015/07/03

新宿せいが保育園でも見守る保育10ヶ条のポスターを制作されています。こちらはとっても洗練されていますし、子どもの顔がはっきりと写っていないので「あ、これは○年度の写真だね」といったことにはならず何年でも使うことができますし、新宿せいが保育園以外の保育園に掲示してあっても不自然ではありません。そのような使い方を想定して作られたようです。さすがですね。

新宿せいが保育園の見守る保育10ヶ条のポスター







最後に

今回の研修では現場の悩みを取り上げ、それをどう考えていけばいいかを藤森先生に答えていただきます。でも、そこで「なるほどー」と思ったこともいつかは忘れてしまうものなので、文章にしていつでも見返すことができるようにしたいと思います。
文章にしてまとめたものが必要な方は下記のメールアドレス宛に連絡をお願いします。1園につき1部とさせていただきます。
※文章にする作業はかなり時間がかかるため、みなさんにお送りするのは少し先のことになると思います。「もらえるならいつでもいいよ」「どれだけ待たされても文句は言わないよ」と温かい気持ちで待っていただける方のみお申し込みください。

m-aiyama[a]hana-mura.net ※[a]を@に書き換えてください

メールの件名には「研修会のまとめ希望」と書いていただき、本文には次の内容をご記入ください。
○園名
○担当者
○送付するメールアドレス

2015/05/08

研修会のお知らせ

下記の通り、第5回の研修会を開催します。興味のある方はぜひご参加ください。

申し込みはコチラ→研修会の申し込み


今年度の研修テーマ『保育の悩みをオープンにする』

このたび研修会を行うにあたり、「日々保育を行う中で悩んでいることを教えてください」と声をかけたところ、200を越える悩みが集まりました。これだけの悩みが集まる現状は悩ましいことではありますが、どう向き合っていくかのヒントをつかむことができれば、保育を楽しいものにしていくきっかけを作ることができるのではないかと考えました。

今回の研修会では集まった悩みをオープンにし、講師の先生にその悩みを取り上げてもらい、どう考えていけばいいかをお話していただきます。保育の中で悩みを抱えている方はぜひご参加ください。一緒に考えていきましょう。

研修会で取り上げられるかどうかは未定ですが、集まった悩みを少しだけ紹介します。
・「スプーンから箸への移行はいつ頃、どのように進めていけばいいのか」
・「噛みつきにはどう対応すればいいのか」
・「意見の言えない職員が発言しやすい職場環境を作るにはどうすればいいか」
・「0,1歳児の部屋でどのように発達を促す工夫をしていけばいいか」など



開催日:平成27年6月7日(日)

会場:益田市民学習センター(益田市元町11-26)

定員:120名

対象者:保育関係者、保育・教育・子どもに関心のある方

参加費:2,000円


スケジュール

6月7日(日)
09:00〜09:30 受付
09:30〜12:00 講演「保育の悩みをオープンにする」講師 藤森平司氏
12:00〜13:00 昼食・休憩
13:00〜15:00 実践発表、講演「子どもの発達理解・乳児の関わり編」講師 藤森平司氏
15:00     閉会


申し込みはコチラ→研修会の申し込み

※申し込み締め切りは5月20日(水)です。

問い合わせはあさり保育園まで。
Mail:m-aiyama[a]hana-mura.net
Tel:0855-55-1024

2015/02/06

園長会 さくら保育園

2月5日(木)にさくら保育園を会場に園長会が行われました。

今回も主任の会、調理の会の報告から。「語ろう会の場が以前と比べてずいぶん話のしやすい場所になっていた」と久しぶりに参加した保育士の声が紹介され、なんだかうれしくなりました。各園の保育の悩みを何でも相談できる場を目指していますので。

主任の会では今後も行事のあり方について話し合ってもらうことに。行事のあり方は各園でそれぞれ違っているけど、大事にしなければいけない部分は同じだったりします。そんなことを主任の会で考えを深めてもらい、各園での実践につながっていけばと思っています。

そして来年度の研修会について。6月6日(土)、7日(日)に全体の研修会を行いますが、その内容について少しずつ具体的になってきました。詳細が決まればまたお知らせします。



2015/01/29

主任の会 原浜保育所

1月28日(水)に原浜保育所で主任の会が行われました。




今回の話し合いでは、各園の発表会を見学し合ったことから始まり、「行事」全体のことまで話は広がっていきました。保育園で行われている行事について、実は悩んでいる保育士さんは多いと思います。保育士が感じる忙しさ、大変さの理由としていつも挙がってくるのがこの行事です。どのような目的でその行事をおこなうのか?というところから始まって行事全体のあり方まで、何度も話し合っていく必要があるんだろうと思っています。今後の話し合いからどんな流れが生まれてくるのか楽しみです。